稲田朋美の国会答弁文字起こし

10月3日 衆議院予算委員会 

http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=46047&media_type=hb

0:53:00頃から

 

前原誠司


稲田大臣にいくつかお伺いをしたいと思います。
稲田さんはですね、2012年の4月25日衆議院の外務委員会で尖閣について「政府が借り上げて誰も上陸出来ないようにするという方針は間違っていて、きちんと誰の目にもわかるように上陸もし、そして自衛隊を配備するなど実効支配を強めるべき」と発言されてますね。ご自身図らずかどうかわかりませんが、出来るお立場の防衛大臣になられた訳でありますが、尖閣自衛隊を配備する事は考えられますか?


稲田朋美


その後民主党政権で国有化した訳であります。現時点で尖閣自衛隊を配備すると言う事は検討しておりません。

 

前原誠司


考え方が変わったと言う事でよろしいのでしょうか。変わったのなら変わったと言う事を御答弁頂きたい訳ですが、こうも仰ってるんですね。正論という月刊誌の中で、2012年の11月号ですけども「中国は尖閣が核心的利益であると宣言し、本気で取ろうとしている。それに対して刺激をしてはいけない、摩擦を起こしてはいけないと言うのはどうかしていますよ」と言う事まで仰っている訳ですね。考え方が変わられたなら、考え方が変わったと、しかもその時と公船の数、そして接続水域また領海への進入の度合いと言うのは遥かに多くなってますよ。そう言う意味においては、稲田さんの問題意識からすれば、より、実効支配を強めるという考え方に立つのではないのですか?変わったなら変わったと仰って下さい。

 

稲田朋美


今の尖閣を巡る状況は日々緊張していると思います。仰ったように6月には初めて中国の戦艦がこの尖閣に入った訳であります。そういった状況を考えますと、いたずらにエスカレートさせるという事ではなくて、しっかりと日本が東シナ海においても、力ではなくて法による支配を貫徹をさせていくその姿勢をしっかりと見せていくと言う事だと思います。

 

前原誠司


変わったんですね?
一言だけで結構です。

 

稲田朋美


刻々と変わっていく我が国を取り巻く安全保障上の環境です。尖閣を取り巻く状況も非常に厳しいものになっている中で、何が最善かという事を考えて、我が国の防衛に万全を尽くすという事であって、私の考えか変わっているとかいないとかそう言う問題ではないと思います。

 

前原誠司


私はですね、この中国の尖閣に対する実効支配の考え方と言うのは、自民党のいわゆる政策ブックにも書かれている訳です。つまりは野党の時はそう言った勇ましい事を言っていて、そして実際に政権を取ったら相手国との関係で、今仰ったようにいたずらに刺激をしないという使い分けをされている訳ですね。私はこの考え方と言うものについて、もしそれであればですね、政権がどの政権かではなくて、環境がどう変わっているかという事に対応するのが政治じゃないですか。それについて、もし自分の言ってる事が変わられたなら私は堂々と変わったと言われるべきですよ。いくつもあるんですよ。こう言う事例が。もう一つ申し上げましょうか。これは別に稲田さんを私イジメる為に言ってる訳じゃない。防衛大臣と言うですね、外交安全保障を司る後で総理に任命責任についてお伺いしますけれども、こう言う大事なポジションに対してですね、いる方がこう言う過去の発言をしている人をなんで大臣付けたかと言う事を私は聞いてる訳です。2012年1月号のWILLという月刊誌ですが、ここで対談の中で「そこまでアメリカ様の言う事を聞かなきゃいけないんですかと、アメリカに守ってもらっているからと言って何が何でもご機嫌を損ねちゃいけないと、過度に思い込んでいるんじゃないでしょうか。しかもアメリカ軍が日本に駐留している一番の理由はアメリカの利益であって、日本を守る為ではありません。どこまで日本はおめでたいのでしょうか」これ、ご自身の対談でのお考えですね。私はこれ同意する所があるんです。日本にアメリカがですね、アメリカの利益って言うのは当たり前なんです。ボランティアで同盟関係を結んでいる国なんてありません。従ってアメリカが自分の利益の為に日本に駐留している、同盟関係を結んでいると言うのは、これは当たり前の事だと思います。問題なのは、日本を守る為ではありませんと言う事なんですですね。これは日本を守る為ではないんですか。日米同盟、そしてアメリカが駐留していると言うのは。このお考え方は、今でもこのお考えですか。

 

稲田朋美


まず、今ご指摘になった対談ですね、ちょっとどれかと言う事を事前に質問通告頂いておりませんので、その前後どう言った事だとかというのかは承知を致しておりません。そして過去のですね、私の個人的な見解について、この場で申し上げる事は差し控えたいと思います。その上で、先ほどの尖閣についてもそうですけれども、刻々と変わっていく日本を取り巻く安全保障状況の中で、私は万全を尽くすだという事であると言うふうに思っております。そして、まずは我が国自身の防衛力を付けていく、そして日米同盟を強化していく、さらには関係各国との関係を協力を構築をしていく、この3つの方法によって、我が国の防衛を万全を尽くすと言う事だと言うふうに思っております。

 

前原誠司


事前には通告してますよ。今迄の国会での質問、そして発表された雑誌、そして新聞、等々の中から外交防衛歴史観に対する、(ヤジ)あの申し上げますけどね、これはね、一つ申し上げますが、我々の政権の時は質問項目だけだった。それについて我々は一つも文句を言わずに、全部お答えしましたよ。あなたの質問に対してもそうだった。その事について私はより丁寧に、今回の質問通告については日米同盟の重要性についてという事を項目立てを立てて、そして加えて、自分の今迄の発言、国会での発言、そして雑誌等の対談、等の中から外交防衛そして歴史観について答うと聞いてる訳ですから、そう言う事を準備されるのは当たり前じゃないですか。その上で、では、政策について伺いましょう。アメリカは日本を守る為ではありませんと言う事を仰っていた中で、では学習されたと思うんですよ。防衛大臣になられて。では、防衛大臣になられて、どの点がアメリカ同盟関係が無ければ日本の防衛の隘路になりますか。その点についてお答えください。

 

稲田朋美


今の北朝鮮のミサイル対応、そして東シナ海における力ではなくて、法の支配を貫徹をさせる、こういった点は日米同盟が強力であると言う事は不可欠であると言うふうに思っております。

 

前原誠司


極めて漠としていますね。防衛政策についてと伺いました。今のは外部環境の話でしょ。防衛政策と言うのは具体的に防衛省自衛隊を預かっておられる訳でしょ。どの点が同盟関係が無ければ、日本の防衛の穴が空くんですか。隘路になるんですか。その事を聞いているんです。

 

稲田朋美


安倍政権になってから平和安全法制成立を致しました。そして新ガイドラインも成立した所であります。平時においてグレーゾーン、そして有事においてその事前から作戦を練り、そして協同のいろんな対処について計画を立てている訳であります。そういった事は日米の同盟があって初めて出来る事だと言うふうに思っております。さらには9条の元で例えば打撃力ですね、そういった点についてもアメリカとの同盟という事は重要であると考えております。

 

前原誠司


金曜日の質問でも安倍さんが、総理が稲田さんが答弁された時に手助けされておりますけれど、今もバックアップをされておりました。このですね、今、お答えをされていたんですよ。防衛のですね隘路と言うのは、いくつか申し上げましょう。一つは抑止力ですよ。つまり核も含めた、日本は北朝鮮は核も持っている、ミサイルも持っている、運搬手段を持っている、あるいは他の国でも近隣でも核保有国がある。そういう意味ではアメリカとの同盟を結んでいるという事の大きな一つは抑止力でしょう。抑止力。そして2つ目、2つ目は、日本はやられたらやり返す能力ありますか?ないでしょう。今それを打撃力と総理がフォローされていた。つまりはやられたらやり返す能力ないんですよ。それについては日米同盟に基づいてアメリカにその打撃力、プロジェクションケイパビリティというものを、お願いするんですよ。それしかないんですよ。それから北朝鮮がミサイルを撃ってくるかどうか、こう言う事ついての事前察知というのは、どうしますか。ヒューミント、それから衛星情報こう言ったものについては、ほとんどアメリカに頼ってますね。あるいは発射をする、発射してから7分で飛んでくる、約7分で。これを即時対応しようと思ったらその兆候をしっかりと事前に察知すると同時に、熱感知の高高度の静止衛星と言うのはアメリカしか持っていないんです。アメリカがそのいわゆる発射の熱感知で高高度静止衛星でその対応と言うものを、しっかりと対応すると言う事になる。それと同時にPAC3、スタンダードミサイルSM3これもどう言う状況で、今北朝鮮があるかと言う事が状況で分からないと日本海に派遣出来ますか?PAC3は来る所にしっかりとキャッチをするという配備する訳でしょ。事前情報が無かったらそう言うものについてしっかりとそれが配備出来ませんよね。???に展開出来ませんよね。あるいは装備にしたってミサイル防衛あるいは主要装備にしたって、アメリカから買っている。こう言う事も含めて私は一言でもこれは、自らが防衛大臣になられる前だからと言って、「日本を守る為ではありません」という事を言い切れる事の不勉強さ、あるいは防衛に対する認識の足りなさと言うものに私は実は唖然とする訳ですよ。そして今、隘路は何かと。純粋な防衛政策の面から私は聞いてるんです。それで今のお答えでしょ。これ、私が大学の教官だったら60点差し上げられませんよ。これは単位をあげる事が出来ない。安倍総理、もう時間が迫って来てますので、他に韓国の問題、入国拒否されましたよね。あの時はしかしながら我々は韓国に対して批判をしました。なんであげないのかと。入国を拒否するのかと、という事を我々は批判をしました。しかし、同等の事をあなたはもし、韓国の国会議員竹島に上陸をすれば、入国拒否というような事をすべきだと仰っているんですよね。つまりは先ほどの中国の尖閣自衛隊を配備すべきだと、そしてしっかりとそれについては実効支配を強化すべきだと、アメリカは日本を守ってくれない、そして特に北朝鮮の問題がおきた時に、日米韓の連携と言うのは極めて大事である事はこれずっとわかっているにも関わらず、こう言う、そりゃ竹島は日本の領土ですから、それをしっかりとアピールするというのは大事な事でありますけど、トータルを考えながら物事を言って行動するって言うのが外交安全保障政策をやって行く上で大事な事なんじゃないですかね。私はそう言う意味で、安倍総理がなんで稲田さんを枢要なポストである防衛大臣に指名をされたのか、よく分からない。こう言う過去の発言というものについて、しっかりと認識をされた上で、本当にこの人達は、この人は防衛政策に当たるのに適切な人なのかと判断して仰ったのですか。その事について御答弁ください。

 

安倍晋三

 

日米同盟についてはですね、例えば稲田さんと随分時間をかけて話した事も以前あります。それにおいてはですね、今まさに稲田大臣も答弁をしておりましたが、日米同盟は日本を守る為、いわば日本だけが利益を享受している訳ではなくて、まさに日本に基地を置いている事によって米国は前方展開戦略を行いですね、アジアにおいてのプレゼンスを確保し、それはアメリカの利益になっているという話は稲田さんもしておられました。そしてかつ旧安保条約はですね、旧安保条約は日本に対する防衛義務がなかった時代の話もしていてそれはまさに米国が、占領してそれをそのまま条約にしたものだと言う話もしておられました。それは事実であります。それが新しい安保条約になってですね、米軍にこれは日本に対する防衛義務が出来て対処するようになったという認識を示しておられましたから、これはもう間違いなく私は自信を持っておられるのだろうと、このように思う訳でございますし、また稲田大臣は常日頃ですね、前原委員のですね、御発言についても結構評価もしておられた事もある訳でございますし、そしてまたですね、同時にですね尖閣についてはまさにしっかりとこの尖閣については日本がこれは主体的に守っていかなければいけないという、強い意志を示しておられた。特に野党議員の時にはですね、これは少し、ある程度ですね、野党議員の時に強く言うという事についてはですね、これはまさに政府のですね、政府の交渉力を高めて行くという事にも繋がって行くという考え方もあると訳でございまして、つまりですねこれはですね野党がですね、野党が政府より甘い事を言っていればですね、相手側から野党がこんな事言ってるんであれば、あんたらは譲歩しろと、こう言われる訳でございまして、これはその立場立場でいろいろ利点がある、ただ基本的には稲田大臣はですね考え方は全く変えておられると、しっかりとこの尖閣についても、しっかりと守っていかなければならないと、日米同盟は重要であると、こう言う事ではないかと、このように思います。

 

前原誠司


今の奇しくも、稲田大臣の考え方は変わっておられると明言をされました。つまり変わっておられると、という事を後で議事録を見てもらえれば結構ですが、つまりは甘いんですよ。稲田さんに対して。甘いし、私はこの外交安全保障について、あるいは歴史観について、例えば靖国神社の問題でも、トータルの外交を考えた時に靖国に行かれた事、総理も行かれましたね、そして今回8月15日に行かなかった、わざわざジブチに行かした。それは稲田さんを行かせない為じゃないですか。結局は。こう言う問題が、野党とか与党とか関係ないんですよ。トータルでどう言う影響を及ぼすという事を分かった上でしっかりやって行かないと、マネージメント出来ないという事、しかしその事については野党の時であろうが、この勇ましい発言をやっておられて全部撤回をされていると、こんな私は能力のない、あるいは全体のバランス感覚のない、私の評価をされたと私は嬉しくもあり、寂しい時もあるんですけども、こう言う事についてですね、こう言う人を私は防衛大臣に据えたという事については大いに問題ありと言う事を申し上げて、私の質問を終わります。

 

 

 

zionsのコメント

稲田大臣は全く質問に答えられていないし、野党時代の意見から変わったのかも返答してない。防衛政策でも尖閣接続水域に進入した中国海軍艦艇を「戦艦」と口走ったり、接続水域への進入であったか認識があるのかも怪しい。

フォローに入ったはずの安倍総理も、野党時代との政策一貫性の無さを妙な理屈で正当化していて論外だ。